平成異心軍

プロレスラー「越中詩郎」について

第1回目、ということであまり気を張らず今回はできるだけ軽めで短めに行かせていただきます。

まず、プロレスが悲しくも世の中では何故アウェイな格闘技であることから説明します。
戦後、TVの普及と共に発展したものはプロレス中継です。
この時のトップといえば勿論力道山、昭和の人々はTVの日本人が大きな外国人と字の如く死力を尽くし戦っている試合をかぶりつきで見ていました。
力道山を知らない人は年幾ばくかのおじさんに聞くか、猪木と馬場の師匠でありザ・デストロイヤー戦では平均視聴率60%以上を記録した人、と見てみれば凄さがわかると思います。
THE・昭和レスラーとも言える人なので詳細から説明したいのですが・・・
真に残念ながらこのページを見てる人多分あんまプロレス興味ないよね、割愛。
そして、その力道山の死後は皆さんも知っていると思われる猪木・馬場が新日プロレス、全日プロレスの旗揚げからプロレス昭和後期になるのですが、猪木と馬場が引退し、時代も平成に移り始めるとと人気に翳りが生じ始めました。
プロレス中継の放送もゴールデンタイムから深夜へ、時代を先導するのは闘魂三銃士、四天王となっていきました。
そして現代に至り、K-1、総合格闘技など他格闘技の人気の高騰によりプロレスはマニアックなジャンルとなり、「あんな八百長、ヤラセのどこが面白いんだ」と罵られるまでになってしまいました。
確かに台本などがあるドラマチックな試合もありますが、元はエンターテイメント、ショー、魅せることこそがメディアの前に出る格闘技の本来の姿、真髄であって、それがあったからこその過去のプロレス人気です。
キャラクター性やギミックを活かして実際にいる人物へヒーロー・悪者という枠を持たせ真剣勝負をする、これは他スポーツでも最近のTVではやってることですが、元は全てプロレスが原点であること、忘れないで貰いたいものです。

ごめんなさい、熱くなりすぎました。
そろそろやめて、気が向いたら「また後日」に。


ここから本題、前半必要無し。ここまで読んでる人、時間の使い間違い。

(ここ以降時々、越中といえば使わないといけない語調で)





越中さんのプロフィールですが、1958年9月4日生まれ、御年48歳、ファンからはエッチューとも呼ばれています。
口癖は「〜ってことですよ!」「〜だって!」「〜してやるって!」って、「やるって節」と呼ばれてたこともあるんだって!!
変遷としては三沢と共に日本からメキシコへの遠征、そしてタイガーマスクとして活躍する三沢のあとを追う形となったりと、師 三沢光晴との因縁が強い人でもあります。
役割的には反正規軍側、つまりヒール(悪役)なのですがその反骨精神とその愚直ながら特異なファイトスタイルに惹かれて、ファンは昔から根強く多いんだって!
新日本プロレス時代には後藤達俊や斉藤彰俊と共に平成維震軍を結成し、今は解散したとはいえ関わりが無くなった訳ではなく珠にイベントなどで試合をすることもあります。
もちろん、うちのチーム名平成異心軍もここから来ているのは言うまでもありません。

さて、ここからです。正直ここまでは前振りで、最近人気が大爆発している理由はもっと他のところにあります。
まず、こちらをご覧下さい。





越中詩郎(こしなか しろう)が対三沢光晴戦で見せたヒップアタックです。
どうです、エプロンサイドから場外へ向けて放ったにも拘らずこの角度、この恐れの無さ。
さらにこちら。





プロレスを知らない人にもわかるでしょう、この越中詩郎その人は大腿部・・つまり

お尻で攻撃しているんだって!!

人間の体の最もやわらかい部分であるお尻、つまりヒップを相手にぶつけにいくプロレスラーが今までいたでしょうか?
います!越中詩郎その人です!!

とまぁ、こういう主張がTHE・マニアック芸人ケンドーコバヤシさんの手によってTV朝日系列のアメトークという番組で繰り広げられたのです。
ちなみに、TBSのゴールドラッシュでも越中詩郎のヒップアタックからのパワーボムでのフィニッシュまでのモノマネを披露していました。
そして話題が話題を呼び、なんとネット上での企画人気投票の結果、
ガンダム芸人VS越中詩郎大好き芸人が同番組の中1時間放送されたのです。
そして人気爆発、越中さん大フィーバーの今に至ります。
でもまだ越中さんの影も形も見たことがない人。年内には絶対越中詩郎さん関連の話題が周りで繰り広げられることになるから先取りして知っていると有利な立場に立てること間違い無しなんだって!

そんなこんなで時代に乗り遅れないようエッチューさんをもっと深く知っておこうということで、最後にファイトスタイルなどに関しての説明を。
しかしWikipedia発の情報なので信憑性は高いのか低いのか微妙(ry
遠征時代のリングネームにサムライ・シロー、ニックネームに「ど演歌ファイター」、テーマソングには「SAMURAI」が今でもファン層の中では人気が高い。
常に体のコンディションが良くそろそろ50という年齢を思わせない健康体、相手の技をまともに受ける姿と反勢力側の立場ながらブログなどからも垣間見える親しみやすいキャラクターで人気を博しています。
必殺技はスープレックス系と高角度のパワーボム(両膝の間に頭を挟みこみ相手の胴体をクラッチし、そのまま相手の体を持ち上げ床に背中からたたきつける技)と相手を失神させる威力を持つヒップアタック。
ヒップアタックはお尻という部分を使うので自分へのダメージが少ないが、相手に対して後ろを向くという危険な技のため、実は難易度が高いので越中さん以外使うレスラーはいません。
派生としては、座っている(または四つん這い状態の)相手の頭めがけてケツ(ヒップバット)、トップロープからケツ(ダイビングヒップ)、コーナーポストからダイブしてケツ(ミサイルヒップ)などが。
相手側の返しとしてお尻へのキック、先読みされてのバックドロップなどはご愛嬌。

昔からのファンの中ではケンドーコバヤシのモノマネから始まった越中人気には越中さんを馬鹿にしているという声もあるが、越中さん自身はプロレスの人気向上のためになら時代に合わしてバラエティなど使えるものは何でも使って利用してやる、など笑いにされてしまうことにも大らかにも笑いながら肯定の言葉をされています。
きっかけはバラエティでも、あとにプロレスの魅力に気づいたファンやそういう人たちが集まって地上波のゴールデンで再度取り上げられることが来る日を管理人も心待ちにしています。


プロレスの新しい風は今、越中詩郎に来てるんだって!!

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